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11月18日の記事
【チェック1】「プレイヤーズファースト」を認識しているか
「プレイヤーズファースト」とは“選手が主役”という意味です。
チームの指導者は脇役、黒子に徹すべき存在であるべきです。
【チェック2】「コーチング」を理解しているか
コーチが教えることを「コーチング」と呼ぶのではありません。
「質問」や「提案」などを用いて、選手自らに話をさせることで
自分の中にある可能性に気づかせ自発的な行動に導く、
科学的根拠に基づいた指導法、それが「コーチング」です。
【チェック3】選手たちがのびのびとプレーしているか
指導者が「プレイヤーズファースト」を理解し、
「コーチング方の指導」を行うことで、
選手はより自発的に野球に取り組み、
のびのびとプレーするようになるはずです。
【チェック4】「身体で止めろ」と指導していないか
心臓震とうとは、野球でいえば打球などが心臓にあたる衝撃で
心肺停止を起こすことで、何もしなければ15秒以内に意識を失い、
3〜4分で脳は回復困難となりやがて死に至ります。
【チェック5】指導者によって教え方がバラバラで、
選手が困っていないか
技術指導にはいろんな考えがあります。
しかし、監督、コーチたちによって言うことがバラバラだと
選手を混乱させてしまいます。
【チェック6】チームや選手個人の目標を設定しているか
選手たちのやる気を高めるためには「目標設定」が大事になります。
選手たちが目標設定を行い(できれば長期目標、中期目標、短期目標まで)、
それを前提に指導者が選手たちと話し合い、チームの目標も設定する。
目標を明確にすることで、日頃からの取り組みの意味合いも明確となります。
【チェック7】定期的に運動能力測定を行っているか
選手の成長を把握することは、効率的な練習プログラムの作成に
役立てることができます。
計画性がなく経験則で思いつくままに練習をしていても、
大きな効果は見込めません。
【チェック8】長期・中期・短期の指導計画を立てているか
チームで定めた目標に基づき、例えば年間最大の目標とする大会、
その次に目標とする大会を決める。
選手たちの学校行事などを踏まえて、
その他の大会や練習試合の位置づけを決め、年間計画を立てる。
年間計画が決まったらさらに細分化して
月間計画、週間計画を立てる。
それをもとにして1日の練習プログラムを作成する。
【チェック9】選手ひとりひとりの成長を管理し、
個別に対応できているか
練習の「量」を重視しすぎていないか。
選手全員に同じ負荷を与えるやり方ではなく、
目的、年齢、性別、体力水準などを考慮した、
選手の個人差に考慮した練習、トレーニングが大事です。
定期的な運動能力テストの実施や、そのデータの管理、
時には練習の様子を動画撮影するなどして管理・検証するなども
行なっているチームだとなお良いですね。
野球だけでなく、
多くのスポーツに共通する指標だと思います。
これを実践できている強豪チームが
大分には何チーム存在するでしょうか?
近年、私のコンディショニングを受けている
小中学生が、県外の学校やチームに
進学していくことが多くなりました。
そのことが意味するのは何であるのか?
真剣に考えてくれる指導者、学校関係者が
増えていく未来を期待したいと思います。